勉強に使った大学生向け教科書を臂市長に紹介する柏井さん(左)

 10~18日にオンライン開催された国際化学オリンピック中国大会に本県初の日本代表として出場し、成績優秀者に贈られる金メダルを獲得した伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校6年の柏井史哉さん(18)=同市国定町=が25日、同市役所に表敬訪問し、臂泰雄市長に「非常にうれしい。この体験を今後に生かしたい」と喜びを報告した。

 柏井さんら日本代表の4人は3千人以上の受験者の中から選ばれた。13日に東京都内の会場で5時間に及ぶ筆記試験に臨んだ。大会は各国から300人以上が参加し、日本の大学、大学院レベルの記述式問題で個人の点数を競った。

 柏井さんは「5時間という長い時間だったが、集中していたので一瞬に感じた」と振り返った。オリンピック期間中は参加者が国際交流する催しなどもあったが、「試験の結果が気になって、あまり頭に入ってこなかった」と苦笑した。

 結果は100点満点中92.56点の好成績。日本代表の他の3人もそろって金メダルを獲得した。結果が分かると、最初に母親の英美子さんに電話で報告し、他の3人とも喜びを分かち合ったという。

 化学の分野で快挙を成し遂げた柏井さんだが、「一番好きな教科は数学」と話す。「化学のベースにあるものは数学。大学で数学を深く学び、将来は研究をしたい」と力を込めた。

 臂市長は「同級生の皆さんや伊勢崎市、群馬県にとっても誇らしい結果。メダルを取ったことを契機に、さらにさまざまな分野で活躍してほしい」と激励した。