30年ぶりの優勝を決めマウンドに集まって喜ぶ樹徳ナイン=上毛新聞敷島

 第104回全国高校野球選手権群馬大会は27日、前橋市の上毛新聞敷島球場で決勝が行われ、序盤に大量点を奪った樹徳が追いすがる健大高崎を6―4で振り切り、30年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決めた。全国大会は8月6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する。組み合わせ抽選会は同3日に開かれる。

 

 ノーシードから13年ぶりに決勝進出を果たした樹徳が、その勢いを初回に見せつけた。一回裏、1死満塁から舘野優真の中前適時打で先制。続く森颯良(そら)が右中間へ走者一掃の三塁打を放ち、相手の守備が乱れる間に生還して5点目のホームを踏んだ。

 樹徳は三回にも武藤右京のスクイズで追加点を挙げた。6試合連続の先発となったエースの亀井颯玖(りゅうく)が14安打を浴びながらも、要所を締めて完投。野手も無失策でもり立てた。

 一方、2大会連続で決勝に駒を進めた第2シードの健大高崎。三回に清水叶人の右前適時打で1点を返すと、四回に1点追加した。五回には山田琉衣、関根啓衣太の連続適時打で追い上げたが、終盤の好機を生かせず、7年ぶりの夏の甲子園出場はならなかった。

 樹徳の井達誠監督は「決勝戦でも強気の野球を貫けた」と選手たちの健闘をねぎらいつつ、「甲子園でも群馬県の代表として恥じない野球をしたい」と意気込んだ。

 今大会、樹徳は2回戦でシードの前橋商を3―0で下し、準々決勝では6大会連続優勝を狙った前橋育英を6―0で撃破。準決勝では桐生第一との「球都」対決を10―7で制し、決勝に進んでいた。

 樹徳と健大高崎が夏の群馬大会決勝で顔を合わせるのは初めて。球場には多くの高校野球ファンが詰めかけ、甲子園切符を懸けた熱戦を見守った。