「希望の鶴」をコルスンスキー駐日大使に手渡す貴代子さん(左)

 戦禍に苦しむウクライナを励まそうと、福田康夫元首相の妻、貴代子さんが29日、東京都港区の在日ウクライナ大使館を訪れ、平和や安寧への願いを込めて自身で折った「希望の鶴」をコルスンスキー駐日大使に贈呈した。

 希望の鶴は特殊な折り方をした折り鶴で、色鮮やかな羽を扇形に広げているのが特徴。ファーストレディー当時は主要国首脳会議などの際に各国要人にプレゼントしていた。東日本大震災の時も「心を癒やしてほしい」と仮設住宅に入居していた被災者に贈っている。

 大使館を訪れた貴代子さんは「本国は大変な状況だと思うが、ぜひ頑張ってほしい」と鶴を手渡し激励した。コルスンスキー氏は「とても心強い。日本に来ているウクライナの学生にも希望の鶴のことを教えたい」と話した。贈呈した折り鶴は大使館に飾られる。

 前橋市で15日に公演したウクライナ国立バレエ団の団員の分も30羽用意。震災時にウクライナから支援を受けたことへの感謝の気持ちを示そうと、貴代子さんが特殊な折り方を教えた被災者らが折り、メッセージを添えた。大使館を通じて贈られる。