群馬県渋川市の元職員でNPO法人理事長の関靖さん(65)は、地域の歴史をつづった「伊香保史年表」「渋川史年表」を自費出版した=写真。伊香保史は同市の伊香保地区、渋川史は渋川地区、金島地区、豊秋地区、古巻地区の歴史をそれぞれ収録。「地域史を調べる足がかりにしてほしい」と呼びかけている。

 伊香保地区出身の関さんは、旧伊香保町職員として石段街の再開発事業などに従事。観光の現場を学ぶため、2009年に退職し、観光事業を手がける企業や伊香保温泉の旅館などに勤務した。18年に地域づくり団体「地域価値プラス」を立ち上げ、本年度に法人化した。

 年表はともにB5判。国全体や世界の動きを記した「国史」、政治関連の地域の動きをまとめた「政治」、文化関連の「文化」の三つの欄を設けた。旧伊香保町の「伊香保誌」、旧渋川市の「渋川市誌」などを参考に、友人からの原稿チェックを受け、発刊にこぎ着けた。伊香保史は32ページ、渋川史は52ページ。

 歴史をつなぐ大切さを訴えるため、年表を作成した。今後は市内の他地区の年表も作るという。

 50部ずつ作成して地元の中学校などに寄贈した。共に書籍販売サイト「からかぜ文庫POD」で、3080円で販売している。