連日の大雨に伴う落雷の影響で商業施設や公共施設が休止に追い込まれるなどし、事業者らが対応に追われている。送配電事業の東京電力パワーグリッド群馬総支社は「昔と比べれば被害を減らす技術は進歩しているが、自然災害であり、完全に避けるのは難しい」としている。

 ベイシア大間々店(群馬県みどり市)は7月28日から衣料品館を休業し、再開のめどは立っていない。同社によると、27日に落雷で電気系統が影響を受けたとみられる。営業再開日はホームページで知らせるとした。1日来店した女性は「知らなかった。再開はいつだろう」と困り顔だった。食品館は平常通り営業している。

 ぐんまこどもの国児童会館(太田市)は30日の落雷で設備が故障し、臨時休館している。復旧のめどが立たず、7日までのイベントを中止した。当時も職員や利用者がいたが、電力がバッテリーから供給されたため混乱はなかった。屋外のぐんまこどもの国は平常通り開園している。

 館林市城沼総合運動場は28日の落雷で設備が故障した。照明が使えないため29日から①城沼野球場②多目的広場③城沼庭球場④陸上競技場―の夜間利用を中止している。ダノン城沼アリーナ(城沼総合体育館)など屋内施設は影響がなかった。市は「早急に復旧したい」とした。

 鉄道にも支障が出た。上信電鉄は31日に富岡市の上州一ノ宮―神農原間の電柱に落雷を受けて設備が壊れ、運行を見合わせた。1日午後3時15分ごろ全線再開し、2日間で計485人の乗客に影響した。

 東電は事業所などに無停電電源装置や他の電力供給源の備えを検討するよう勧めている。