群馬とベトナムの交流について話し合うミン第一副首相(右)と山本知事

 ベトナム訪問中の山本一太群馬県知事は3日、外交官養成機関「ベトナム外交学院」と県内の複数大学の学生や教員の相互交流を促進することなどを盛り込んだ覚書を交わした。首相府で、ファム・ビン・ミン第一副首相と会談も行った。

 覚書は現地視察や会議などを通じて、県と学院の相互理解を深めるとする内容。県内の大学と学院は共同研究を進めたり、シンポジウム開催を検討する。

 ハノイ市内の迎賓館「トンキンパレス」で覚書を交わしたファム・ラン・ズン学長代理は、学院で約200人が日本語を学んでいることを紹介。来年で日本、ベトナム両国の外交関係樹立から50周年を迎えることに触れ、「覚書を契機に短期交換留学の促進など、学院と群馬県が積極的な活動を進めることを望んでいる」と期待した。

 山本知事も「皆さんに留学生として来県してもらうことを含め、最も建設的な内容になるよう中身を詰めたい」と意気込んだ。

 同市内の首相府で会談したミン第一副首相は「独自の自治体外交による交流促進を大いに支持し、歓迎します」と述べた。山本知事は5月にミン氏に会った際に要望された投資促進を踏まえ、近いうちにさらに県内企業に声をかけ、使節団を作って訪問したいとした。

 日本企業のベトナム進出や技能実習生の受け入れについて、山田滝雄ベトナム大使と意見交換し、県人会や現地に進出する群馬県企業関係者らとも懇談した。