会談で握手を交わすフック国家主席(右)と山本知事=4日午前11時ごろ、ベトナム・ハノイ

 ベトナム訪問中の山本一太知事は4日、ハノイ市の国家主席府でグエン・スアン・フック国家主席と会談し、群馬県とベトナムの友好関係をさらに深化させることを確認した。山本知事はベトナム最大手のIT(情報技術)企業FPTグループも視察。群馬県からのIT関連投資などについて意見交換した。

 フック主席との会談で、山本知事は今回のベトナム訪問に群馬銀行の深井彰彦頭取が同行していることに触れ、「多くの企業に声をかけ、遠くない将来、経済使節団と再訪したい」とあいさつした。フック主席は本県に約1万人のベトナム人がいるとし、県が進める多文化共生施策などに感謝。「知事の交流のアイデアに賛同し、自治体外交でベトナムと群馬がトップになることを期待する」と述べた。

 日本企業のシステム開発などを手がけるFPTソフトウエアの視察では、チュー・ティ・タン・ハ会長らが、ベトナム政府がIT投資を積極的に行っていることなどを説明した。宇留賀敬一副知事はデロイトトーマツグループが前橋市に拠点を設けるなど本県へのIT投資が活発化していることを紹介。ハ会長は「群馬県に開発センターを設立できれば」として本県との関係構築に期待を込めた。

 山本知事はこのほか、国営のベトナムテレビなど現地メディアの取材も受け、群馬県をアピールした。