ペニンシュラリゾートを視察する山本知事ら

 ベトナム訪問中の山本一太知事は5日、リゾート地として注目されるダナン市を訪れ、市要人と相次いで会談した。日常から離れて心身を癒やす「リトリート(癒やし)の聖地」を本県が目指すために必要な施策について意見交換し、ダナンとの連携に向けて協議していくことなどを確認した。長期滞在型の高級ホテルも視察し、リトリートに必要な要素などを施設側から聞き取った。

 長い海岸線を持つ同市は、コロナ禍前は年間約300万人のインバウンドを受け入れていた。大都市でもあり、製造業やIT産業の誘致にも取り組んでいる。

 山本知事は市内の共産党事務所で同市トップのグエン・バン・クアン市党書記と会談し、連携を本格的に協議していくことを確認した。クアン書記は「企業が投資環境を調べたいなら全力で支援する」とし、山本知事は「ダナンへの投資のために、どんな形がいいのか相談していきたい」と述べた。ホー・キー・ミン市人民委員会副委員長とも会談した。

 高級ホテル「インターコンチネンタル・ダナン・サン・ペニンシュラリゾート」も視察。2017年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の会場にもなった同ホテルは面積39ヘクタールの敷地に計200室分の建物が点在し、海と山が同時に楽しめる。一行はベトナムの伝統的なデザインを取り入れた客室などを念入りに見て回り、今後の参考にした。

 ベトナム訪問の全日程を終えた山本知事は「国家主席からもベトナムと群馬の連携に後押しがあった。知事による自治体外交の新たな一歩を踏み出せた」と述べ、帰路に就いた。6日朝に帰国する。