「最高のヘッドホンとレコード、お酒で最高の時間を提供したい」と話す多胡さん(右)と店長の武川幸正さん

 群馬県高崎市営のプロ専用録音スタジオ「TAGO STUDIO TAKASAKI」の運営責任者で、音楽プロデューサーの多胡邦夫さんが経営する「ヘッドホンバー」が8日、高崎市あら町にオープンする。ウイスキーの樽(たる)など廃材を再利用した高音質ヘッドホンで音楽を楽しみながら、酒を味わえる。

 カウンターには、ウイスキー「イチローズ・モルト」の熟成に使った樽や尾瀬の木道の廃材を使ったヘッドホン、LP盤とSP盤のレコードが多数並ぶ。各席にはアンプが設置され、リクエストしたレコードをヘッドホンを通じて楽しめる。タブレット端末もあり、ユーチューブなどの音楽の視聴も可能だ。

 レコードの多くは知人らから譲り受けた。「昔のレコードを最新のヘッドホンで聴くと、あらためていろいろな表情が見えてくる」と話し、「中高年はもちろん、若い世代にも日本の宝を再発見してほしい。世代を超えて音楽の素晴らしさを共有する場になればうれしい」と期待している。

 BGMでは、烏川のせせらぎや駅の雑踏の録音を流す予定。会話や酒をゆっくり楽しみたい人も「高崎」を体感できる。

 多胡さんは「こんなミュージックバーは世界のどこにもない。音楽の新しい楽しみ方を提案する大人のアミューズメントパークにしたい。自宅で眠っているレコードがあればぜひ寄付をお願いしたい。ここで聴いて、青春や思い出を再体験してほしい」と話している。

 営業は午後6時~午前0時。日曜定休。問い合わせは同店(電話027-395-0208)へ。