ラグビーのリーグワン1部、埼玉パナソニックワイルドナイツの旧練習拠点(群馬県太田市龍舞町)に関し、市は30日、土地と建物を本年度中に取得する方針を明らかにした。取得後は、グラウンドの一部をサッカー仕様に再整備するなど大規模改修を計画。高校生世代のサッカーチームの合宿や練習に活用したり、他のラグビーチームの誘致につなげたりする案も浮上している。31日開会の市議会9月定例会に、購入費3億円を盛り込んだ補正予算案を提案する。
同拠点は1990年代後半に整備され、約4万平方メートルの敷地内に天然芝のラグビー場2面と2階建てのクラブハウスがある。
ワイルドナイツが昨年8月に埼玉県熊谷市へ本拠地を移転するまで、20年以上活用してきた。一方で老朽化が進み、立地条件や多額の維持管理費がかかることがネックとなって、チーム移転後も売却先や活用法が決まらず、課題となっていた。
太田市によると、所有者の三洋電機から7月、...