完成した茅の輪の前で記念撮影するメンバー

 新型コロナウイルスの退散と氏子らの無病息災を祈願して、太田市鳥山上町の菅原神社で1月1日、1年間の厄災を払う「の輪くぐり」が開かれる。29日には神社総代ら有志が手作りした茅の輪がお披露目された。

 「茅の輪くぐり」は6月と12月に行う厄払いの神事。元旦の開催を認める神社もある。

 「コロナ下で奪われた平穏な生活を取り戻したい」との思いから、総代と地元の交友会、区長会の有志が協力し初めて企画した。

 茅の輪は直径約2メートル。わらを材料に1週間、毎日6時間以上かけて作り上げた。総代責任者の岡部和夫さんは「最高のものができた」と顔をほころばせた。

 茅の輪くぐりは午後5~8時に実施。約100人分の甘酒とみそおでんを無料で提供する。古い神札のき上げも行う。