移住定住の促進に向け、群馬県渋川市は3種類5本のPR動画を制作した。オリジナルキャラクターを使ったレトロなアニメと実写を組み合わせたのが特徴。動画投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネルで公開している。
「大トカイ王国」に住む主人公「うる王子」が潤いを求め、渋川市に住む自分そっくりの少年と交換留学するストーリー。同市で潤いのある暮らしを送り、心や体が変化していく様子を描いた。制作は都内の映像制作会社に委託した。
予告編(6秒)と「自然」「子育て」「テレワーク」をテーマとする本編(各45秒)、専用ゴーグルで閲覧する360度動画の仮装現実(VR)編(1分45秒)を制作した。VR編は市の相談窓口にゴーグルを設置し、移住相談者が市内の様子を確認する際にも活用するという。
市はこれまで、ポスター作成などを通じ、移住定住を呼びかけてきた。移住の相談件数は2020年度に178件、21年度に354件と上昇中。本年度は11月末時点で、221件が寄せられている。