
女性限定会員組織、上毛新聞レディースクラブ「yell(エール)」の本年度第1回が28日、前橋市のベイシア文化ホールで開かれた。タレントの島田洋七さんが「笑顔でいきんしゃい!」と題して講演。著書「佐賀のがばいばあちゃん」の誕生秘話や、明るく前向きに生きる大切さを語った。
島田さんはお笑いコンビB&Bで一世を風靡(ふうび)した一方、浮き沈みの激しい芸能界で仕事がない時期もあった。自身の経験を踏まえ、「失敗しても、いい方向に考えた方がいい。人間は苦労するために生きているのではなく、笑うために生きている。苦労は幸せになるための準備体操」と話した。
著書のヒントを得た場所が伊香保温泉の千明仁泉亭だったことも明かし、「旅館の従業員に、ばあちゃんの話をしたらすごく受けたのがきっかけ。伊香保温泉へ行ってなければ本を書いていない」と裏話を披露した。終始、ユーモアに富んだ語り口で、聴衆約1800人を沸かせた。
エールは「群馬の女性が一層輝くために応援する」をコンセプトに2013年に発足。著名人によるトークショーや講演会を年4回開き、会員を招待している。