新田義貞の鎌倉攻めにちなんだ「鏑矢祭(かぶらやさい)」が8日、挙兵地とされる群馬県太田市新田市野井町の生品神社で行われた。氏子や保護者が見守る中、黒袴(ばかま)と白い鉢巻きを身に着けた地元の太田生品小の6年生34人が、境内で空に向けて勇ましく矢を放った。
久保田泰造君(11)とサホル・キロ君(11)は「以前からやってみたいと思っていたので、参加できて良かった」と話した。
今年は義貞が鎌倉幕府討伐の兵を挙げて690年の節目。同神社氏子総代会の里見英雄会長(68)は「700年祭に向けて少しずつ準備したい」と話した。