自動車用電装プレス部品を製造する銅林工業所(藤生幸司社長)は、高品質かつ環境負荷の少ないものづくりを目指す。企業理念から見つめ直し、SDGsに向けた取り組みは、多様性ある豊かな企業に発展するための活動の延長線上にあるとする。
顧客には設計段階から関わり、ニーズを速やかに、詳細につかむことで、最適な材料や工程を提案し、ロスを防ぐ。設備や工程ではエネルギー消費を抑え、自動化する「からくり手法」の活用により省力化。プレス機を自社で考案したコンベヤーで連結して連続ラインにすることで、作業にかかる時間は290秒から7割減の105秒に縮めることができ、省人化にもつなげた。...