群馬県内の7信用金庫、4信用組合の2023年3月期決算が29日までに出そろった。本業のもうけを示すコア業務純益は、保険商品や預かり資産の手数料収入が伸びたことに加え、経費削減の効果もあり、3信金、4信組で増益を確保。前期の4信金、2信組を上回った。ただ純損益は7信金信組で減益となり、依然としてコロナ禍の影響も見られた。
ぐんまみらい信組のコア業務純益は、2012年のかみつけ信組と東群馬信組の合併後、過去最高となった。一方、米国の利上げなど金融市場が悪化し、投資信託解約益の減少が影響するなどして4信金が減益となった。...