新型コロナウイルスワクチンの接種会場となっている群馬県営の東毛ワクチン接種センター(太田市)は、21日に運営を終える。10月末に終了した県央センターと合わせ、県営の大規模接種会場は、いったん姿を消す。接種回数は75万8000回近くになる見込み。県内の接種率を押し上げたとして、県は3回目接種でも大規模会場を設けることにしている。

 旧太田韮川西小の東毛センターは、5月24日に東毛地域の高齢者を対象に運営を始めた。その後、64歳以下にも対応し、10月には受け入れを県全域に拡大した。県央センターは6月17日、Gメッセ群馬(高崎市)に開設。接種期間の延長に伴い、10月初めから群馬産業技術センター(前橋市)に移った。

 県によると、接種実績は東毛が予約分を含め約18万9千回、県央は約56万8800回。ピーク時の8月には1日1万人超に接種できる体制を整え、最も多かった8月21日には東毛と県央で計1万2314人に接種した。接種業務には医師や看護師のほか、歯科医師や薬剤師、臨床検査技師、臨床工学技士が協力した。

 18日時点の2回目の接種率は85.36%。県県営ワクチン接種センター運営課は「県民の感染予防と接種率向上に一定の役割を果たした」とする。3回目接種に向けては、市町村の接種能力などを見極め、県営の効果的な運営を検討するという。

県内新たに陽性3人

 新型コロナウイルス感染症で、県と前橋市は20日、新たに20~40代の男女3人の陽性が判明したと発表した。

 18日に高崎市から発表された陽性者1人について、県と同市は医師が届け出を取り下げたため、県内の陽性例から取り除くとした。県内での感染確認は、再陽性も含め累計1万6844人(うち176人死亡)となった。