▼野菜がたっぷり入ったミネストローネが、寒さで冷えた体を温めてくれる。素材を生かすため添加物を加えない特製スープは、学生たちが手作りしている

 ▼桐生市横山町のスープ専門店「いろはSoup Shop(スープショップ)」は、群馬大と共愛学園前橋国際大の学生でつくる団体「Yield(イールド)」が運営。今月末までの金、土、日曜限定で、4種類のスープを中心に提供している

 ▼代表の伊藤裕喜さん(23)=群馬大4年=の呼び掛けで集まり、昨年3月から本格的に活動。地域住民が集える場所をつくろうと、桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に近い元染織工場を借りた

 ▼工場跡はしばらく使われていなかったため、3トン近いごみがあったという。軽トラックでごみ処理施設まで何度も往復して運び出し、内装はインターネットで調べながら自分たちでリノベーションした

 ▼昨年夏に営業したかき氷店が好評だったことから、第2弾としてスープ専門店を開業した。伊藤さんは「同世代が桐生に来るきっかけになるような場所にしたかった」と話す
 
 ▼2月以降もこの拠点を活用し、新たな事業の展開を思い描く。「挑戦するのに年齢は関係ない。周りの学生にもそれを証明できた。自分たちの可能性を信じて挑戦したい」。真っすぐな目に進取の気性があふれていた。