▼小島に橋を架けたような地形の先端に立つ色鮮やかな社殿、羽を休めるハクチョウ、背景には雪をかぶった富士山が浮かぶ。新春の晴れた日、館林市と邑楽町にまたがる多々良沼を歩いて絶景に出合った

 ▼春のヨシ焼きに始まり、子ども釣り大会、ツバメのねぐら入りと、四季を通じて何度も足を運んでいたが、約6キロの周回コースを歩く計画はなかなか実行できずにいた

 ▼背中を押したのは今月末に迫った健康診断。代謝が落ちて太りやすくなってから、毎年健診日が近くなると体重を戻すために調整してきた。しかし、今年はかなり厳しい

 ▼コロナ禍に家族の介護も加わり「栄養を付けて乗り切ろう」と自らを甘やかし過ぎた。マスクを外した顔は丸く大きく、おなかの脂肪もなかなか落ちない。体重以外の健診の数値も気になる

 ▼多々良沼は遊歩道が整備され、トイレ付きの駐車場が点在する。外出自粛が続く中、密を気にせず運動できるとあってか、人の姿をたくさん見かける。実際に歩いてみると、自然豊かな変化に富んだコースで飽きなかった

 ▼運動すると生活習慣病や認知症、寝たきりの予防になり、ストレス解消にもつながる。がん治療の専門医からは「体内で免疫が『エイッ』と立ち上がる際に筋力が活躍する」とも聞いた。無理せず工夫しながら、一緒に体を動かしませんか。