クイーンズ駅伝に向けてトレーニングするヤマダホールディングスの選手

 全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)は28日、宮城県の松島町文化観光交流館前から弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)までの6区間42.195キロで行われ、シードチーム(前年8位まで)のヤマダホールディングスは昨年の6位を上回る上位入賞を狙う。チームは今年2月、常磐高女子を20回の全国高校駅伝出場に導いた高木雅一氏が監督に就任。新体制で迎える初陣に、高木監督は「攻めるレースを」と力を込める。

高木新体制で初陣

 3区までの前半で勝負をかける。長距離区間は3区(10.9キロ)と5区(10キロ)だが、高木監督は1区を重視。例年は7キロだが、昨年から新型コロナウイルス感染症の対策で中継所の位置が変わり、7.6キロになった。「距離が延びた分、遅れると後ろの区間に響く。上位につけたい」と力のある選手を配置する予定だ。

 チームの雰囲気は上々。秋口から自己ベストやシーズンベストをマークする選手が続出している。14日の東日本女子駅伝では、7年ぶりに優勝した本県チームの1区を岡本春美(常磐高出身)が務め、区間新記録を樹立した。恩師の高木監督を信頼して三井住友海上(東京)から今季移籍した岡本は「調子は上がってきた。チームに貢献する走りをする」と気合が入る。

 選手は今季、新たな試みを始めた。その一つが体幹部を鍛えるコアトレーニング。専門トレーナーの指導も受けながら、走るために必要な筋力を付けてきた。中心選手の一人、筒井咲帆は腕振りなどフォームの変化を実感。「推進力のある走りができるようになってきた」と手応えを語る。

 昨季まではリーダーを明確にしなかったが、選手に自立を求める高木監督の提案で、同学年の3選手が役割を担ってチームを引っ張ってきた。清水真帆が主将、筒井が副主将、石井寿美が寮長に就任。3人が何度も話し合いを重ねてチームづくりを進めた。清水主将は「団結力のあるチームになった。スタッフも含めた全員駅伝をしたい」。成長の成果を杜(もり)の都で披露する。

【ヤマダホールディングス エントリー選手】

氏   名 出 身 校 5000メートル自己ベスト

清水 真帆 大阪学院大 15分30秒04

石井 寿美 福島・学法石川高 15分29秒12

筒井 咲帆 京都・乙訓高 15分32秒96

岡本 春美 常磐高 15分20秒56

荻野 実夕 愛知・豊川高 16分9秒62

柴田 彩花 北海道・旭川龍谷高 17分18秒89

米沢 杏樹 鹿児島・出水中央高 17分15秒23

星野 輝麗 常磐高 15分53秒97