草津温泉の名物「湯の花」の採取体験が27日、草津町の湯畑で開かれた。雪が舞う中、30人の観光客が、普段は入ることができない湯畑内で貴重な作業をした。

 参加者は、温泉が流れる湯樋(ゆどい)に沈んだ湯の花を、木製の専用道具ですくい取って布袋に入れ、余分な水分を絞り出した=写真

 草津温泉に何度も訪れているという原田正浩さん(59)、明美さん(54)夫妻=愛知県設楽町=は、初めて体験した。「こんなにどろどろしているとは。草津の温泉が大好きなので、家でも楽しみたい」と声を弾ませた。

 湯の花は温泉成分の結晶で、江戸時代から特産物として珍重されてきたという。今は年に6回ほど専門業者が採取する。年に7千個(1個約95グラム)ほど作られ、名産品として売られている。