自民党新執行部が13日、発足した。選挙対策委員長に就任した小渕優子衆院議員(群馬5区)は臨時総務会と役員会、党新4役による共同記者会見に相次いで出席した。小渕氏は今後の選挙で必勝を期す決意を語るとともに、2014年の政治資金を巡る自身の問題について、涙ぐみながら改めて謝罪した。
共同記者会見は茂木敏充幹事長、森山裕総務会長、萩生田光一政調会長とともに臨んだ。小渕氏は「岸田総裁の下、党一丸となって勝てる態勢をつくりたい」とし、10月の参院徳島・高知選挙区と衆院長崎4区の両補欠選挙でまずは必勝を期す考えを示した。
14年に政治団体の不明朗な政治資金支出で経済産業相を辞任したことについて、小渕氏は「大変ご迷惑をおかけした。改めて皆さまに心からおわびを申し上げたい」と深々と頭を下げた。
説明責任の必要性について改めて問われると、地元群馬県で記者会見し、地元支部を巡って謝罪を繰り返してきたと説明。「誠意を持ってご説明をさせていただきましたが、十分に伝わっていない部分があるのであれば私の不徳のいたすところ。心に反省を持ち、決して忘れることのない傷として政治家の歩みを進めたい」などと時折言葉を詰まらせながら話した。