10月に投開票された衆院選比例代表で、立憲民主、国民民主の両党が同じ略称「民主党」を届け出ていた結果、群馬県内では「民主党」と書かれ、どちらの党への投票か判断が付かず両党に振り分けられた案分票が県内の投票総数約87万票の6%超に当たる5万5627票に上ったことが、県選管への取材で分かった。

 県選管によると、公職選挙法は略称の重複を禁じておらず、「民主党」と書かれた票は開票所ごとの得票率に応じ、両党に振り分けられた。各党の県内得票数(立民約17万票、国民約3万票)の比率から単純計算すると、立民に4万7千票程度、国民に8千票程度が振り分けられたとみられる。

 両党は昨年9月に結成され、旧立民と旧国民が合流して新「立憲民主党」に、合流しなかった旧国民議員は新たな「国民民主党」を立ち上げた。この際、両党とも略称を「民主党」と届け出た。

 二つの「民主党」を巡っては、投票前から開票を担う市町村選管から「両方とも民主党でいいのか」「投票の効力はどう考えたらいいか」との問い合わせが寄せられていた。

 こうした状況を受け、立民県連の後藤克己幹事長は「党本部の(略称届け出の)手続きにも問題がある」とした上で「両党が合流すれば解消する問題ではないか」と持論を述べた。