前橋市消防局は30日、部内のパソコンに不正アクセスして資格試験問題を入手したとして、南消防署の男性消防士(25)を同日付で停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 消防局によると、消防士は10月19日に実施予定の局内の「車両運行資格認定試験」の筆記問題を入手しようと、同8日午後11時5分ごろ、当直勤務中に自分のパソコンから職員番号や端末番号を使い、問題を作成していた警防課装備係長のパソコンに不正アクセスし、デスクトップに保管されていた問題を入手した。

 翌9日に消防士が同僚に話したことで発覚。試験前に判明したため、この消防士の受験資格を取り消し、試験問題を作り直した上で予定通り試験を実施した。消防士は行為を認めて反省しているという。

 また、管理監督責任として署長ら上司3人と、パスワードを設定せずにファイルを保管し、情報セキュリティー対策を怠ったとして同係長を、いずれも厳重文書注意の訓告処分とした。

 清水征己消防局長は「市民の信頼を損ねる行為で誠に遺憾。綱紀粛正のさらなる徹底と再発防止に取り組む」とした。