群馬県桐生市内にある公立の幼稚園と保育園について、市は2日、教育環境の充実に向け、2024年度末までに全11園のうち6園の閉園などを盛り込んだ配置見直し案を示した。入園児数の減少傾向に加え、施設の老朽化が進んでいるためで、今後各園で保護者向け説明会を開催する予定。

 同日の市議会教育民生委員協議会で、「公立特定教育・保育施設の配置見直し案」を報告した。西、相生の両幼稚園を幼児教育のセンター的役割を担う公立幼稚園と位置付け、周辺の公立幼稚園を統合した上で機能の充実を図る。就学前児童数の状況を見ながら、施設の統廃合や認定こども園への移行、民営化などの検討を継続する。

 閉園するのは、川内南、東、境野、桜木の4幼稚園と、みつぼり、広沢南部の2保育園。川内南幼稚園が23年3月に、それ以外は25年3月にそれぞれ閉園する予定という。

 東幼稚園は西幼稚園に、川内南と桜木の両幼稚園は相生幼稚園に統合。広沢南部保育園は、同年4月の認定こども園化を目指す広沢幼稚園に統合する。

 境野幼稚園とみつぼり保育園の閉園に伴い、境野地区で唯一残る私立沼の上保育園の認定こども園化に向け、運営主体である市社会福祉協議会と協議する。黒保根地区唯一の黒保根保育園も認定こども園への移行を検討する。

 市は「なるべく良い環境で保育、教育を受けてもらうため、(それぞれの園で)ある程度の園児数を確保する必要がある」と説明している。

 市によると、入園対象となる0~5歳の人口は今年3月末現在で3180人と、12年3月末比で1600人減っている。公立への入園は定員を大幅に下回る状況が続き、入園児数も年々減少。施設は昭和40~50年代に建設されたものが多く、老朽化が進んでいる。

 市内には現在、私立の保育園と認定こども園の28園を合わせて計39園ある。