ビジネスでLINE(ライン)を活用する動きが広がっている。顧客に直接メッセージを送ることができ、リピーター化や売上アップを狙えるからだ。どんな活用法があるのか。群馬県前橋市で起業し、LINEに特化したマーケティングを手がける「No Clown」の坂口敬祐さん(33)に聞いた。
2通で売上200万円
LINEヤフーのサイトによると、LINEは国内で約9500万人が利用している。個人のやりとりだけでなく、アカウントを友だち追加した顧客に対し、企業からメッセージを送ることができる。
「顧客と継続的に1対1で接触でき、こちらからダイレクトに情報を届けられるのが、LINEの最大の利点。売上アップを狙える武器になる」と坂口さん。日常のコミュニケーションで使う人が多いため、メッセージを開封してもらいやすいことも強みだという。
基本的な機能として、顧客へのメッセージの自動化やクーポンの配布などが可能だ。美容院やクリニックなどは予約機能を加えることもできる。