更新作業のため下ろされた信号機と記者(右)ら関係者
信号機の取り換え作業を見守る田島警部補

 自動車王国の群馬県で、多くの県民が毎日利用する信号機。もしも全て動かなくなったりしたら、県内はどれほどの混乱に陥ってしまうだろう。10月25日、前橋市城東町の交差点で、信号機の本体部分に当たる「灯器」を更新すると聞き、県警の担当者と作業を見学した。毎日当たり前のように通過してきた信号を、22年の人生で最も長く見つめた日となった。

 本年度、市内27カ所の更新作業を請け負う群馬電工(同市)の作業員が高所作業車を使い、半日かけて車両用と歩行者用の全ての灯器を交換した。現場の交通規制が短時間で終わるよう、...