群馬県警組織犯罪対策課と高崎署などは20日、労働者派遣法違反の疑いで、指定暴力団稲川会系幹部で自称自営業の男(48)=前橋市=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は既に逮捕された男女と共謀し、4月6~14日、許可を受けずに建築会社(高崎市)の労働者4人を、18回にわたって別の建設会社の工事現場に派遣し、土木業務に従事させた疑い。県警は捜査に支障があるとして認否を明かしていない。

 既に逮捕されたのは、建築会社社長で男の内縁の妻と、派遣先の会社役員の男。

 県警によると、再逮捕された男は建築会社の実質的な経営者で、7日に虚偽の住所で運転免許証を申請した疑いで逮捕されていた。