関東大会のトロフィーや賞状を手に、全国優勝を目指す高崎商業高の生徒

 商業系の高校生が研究成果を競う第31回全国高校生徒商業研究発表大会(21、22日、東京都)に、群馬県から高崎商業高が出場する。同校は全国大会の常連で昨年は3位、おととしは2位だった。悲願の優勝へ、一丸で本番に臨む。

 同校は、減少傾向にある本県の繭生産量に着目し、養蚕農家や製糸業者、織物業者らを取材。多くの人に県産シルク製品に触れてもらい、魅力を発信しようと、高崎オーパや道の駅でシルクせっけんや菓子などの販売に取り組んだ。

 9月の関東大会では7県9校と競い、最高賞に当たる優秀賞を受賞して全国に駒を進めた。同校ビジネス研究部マーケティング部門の大井沙菜部長(3年)は「評価してもらえてうれしい」と関東大会の結果を喜び、「本番でも県産シルク製品の魅力を存分にPRし、協力してくれた方々に恩返ししたい」と意気込んでいる。