群馬県警組織犯罪対策課と群馬県警太田署は20日、詐欺未遂の疑いで、住所不定、指定暴力団住吉会系組員で自称会社員の男(39)を逮捕した。

 逮捕容疑は仲間と共謀して昨年8月1日午前、太田市内の女性=当時(80)=宅に息子などを装って「会社の書類とキャッシュカードが入ったかばんを盗まれた」などとうその電話を複数回かけ、同日昼ごろ、息子の同僚を装って女性方を訪れ、現金をだましとろうとした疑い。

 県警によると、黙秘している。男は運転手兼指示役だったとみられる。通報を受け警戒していた警察官が「受け子」の男を取り押さえており、防犯カメラの映像などから浮上した。