ひきこもりの当事者や家族を支援しようと、群馬県は本年度、前橋、太田、渋川、みなかみの4市町5カ所で、相談に応じたり、社会参加の第一歩となる交流やレクリエーションなどを提供したりする「居場所」を定期開催する取り組みを始めた。いずれも県内のどこからでも利用可能。市町村の同様の取り組みは対象が地元中心の傾向があるため、人目を気にして地元を避けたい当事者や家族の心理に配慮し、自由に選べる場所を広域的に設けた。

 県によると、5カ所の「居場所」は6月、ひきこもりや生きづらさを感じる人への支援などで実績のある民間5団体に...