干し柿作りが最盛期を迎えている。群馬県みなかみ町相俣の農家、松井秀明さん(69)方では、皮をむいた色鮮やかな町産の柿約2700個を乾燥用の室内につるす作業が行われた=写真

 松井さんが手がけるのは「あんぽ柿」と呼ばれる干し柿の一種。皮をむいた後に殺菌のため硫黄でいぶすことで、発色が良くなるのが特徴という。近隣住民が手伝いに駆けつけ、機械で実を回転させながら手際良く皮をむいていた。

 松井さんによると、今春の霜害で例年と比べて収穫量が大幅に減った分、一つ一つの実は大粒のものが多いという。12月下旬ごろからインターネットや町内の道の駅などで販売する。