部活動の地域移行を巡り、群馬県教委は20日、全35市町村教委などを対象に現在の取り組み状況を把握する調査を実施し、各自治体の成果や課題を分析する考えを明らかにした。
県教委によると、調査の詳細は今後検討するが、県が7月に策定した推進計画に基づく取り組み状況の把握を目指す。市町村独自の推進計画の作成状況や、地域移行の実態などを尋ねることを想定している。
この他、10月までに実施した全市町村との情報交換や他県の様子などの中から参考事例をまとめた資料を作成し、2024年度以降の取り組みに役立ててもらうため、各自治体に本年度中に提供する。
市町村との情報交換で、保護者らに地域移行の趣旨が伝わっていないことを課題とする声が多く寄せられたといい、趣旨や県内の先行事例などを紹介する保護者や地域住民向けの資料も作る予定。