高校野球の高崎などで監督を務めた境原尚樹さん(60)が、病気のため亡くなった。
境原さんは高崎3年時の1981年春の選抜甲子園に出場。当時の秋季関東大会での快進撃は、スポーツライター山際淳司氏のノンフィクション「スローカーブを、もう一球」に描かれた。群馬大を経て教員となり沼田、榛名、高崎、中央中等で硬式野球部の監督を務めた。2012年には母校・高崎を率いて、自身が選手として出場した時以来となる選抜甲子園に導いた。榛名時代の教え子に安達了一(オリックス)がいる。
高崎で監督をしていた19年夏に急性骨髄性白血病を発症。約1年の闘病生活を経て20年秋に現場へ復帰。22年から中央中等で監督を務めていた。
群馬県内高校野球の向上に尽力した境原さんの訃報に、関係者から惜しむ声が上がった。...