新型コロナ感染拡大の影響を受けた事業者に対し、事業の継続を支援する国の「持続化給付金」を巡り、うその申請で給付金をだまし取ったとして、群馬県警高崎署は21日、私電磁的記録不正作出・同供用と詐欺の疑いで、東京都の職業捜査中の男(29)を逮捕した。

 逮捕容疑は2020年8月4日の深夜、共犯者の男(高崎市在住・当時22)が給付対象者であるかのように偽って中小企業庁に申請し、同18日に共犯の男名義の口座に給付金100万円を振り込ませ、だまし取った疑い。

 同署によると、「全く心当たりがありません」などと容疑を完全に否認している。同31日、共犯者の男が同署に「給付金を不正に受給してしまった」などと申し出ていた。男からの情報を元に捜査を進めていた。