草津温泉の湯畑

 リクルート(東京都)の観光に関する研究機関、じゃらんリサーチセンターは8日、「じゃらん人気温泉地ランキング2022」を発表し、「もう一度行ってみたい温泉地」で草津温泉(群馬県草津町)が初めて1位(前年2位)に輝いた。調査開始以来、15年連続で箱根温泉が首位だったが、初めてトップが入れ替わった。新型コロナウイルス感染症対策を進め、家族連れやシニア層の不安軽減を図ったことなどが支持された要因の一つだとされる。

 同センターによると、草津は「街の雰囲気が好き」や「温泉の効能や泉質が気に入っている」の項目が高く評価された。湯畑源泉の湯が新型コロナの感染力をなくす「不活化」に効果があるとの群馬大発ベンチャー企業の研究結果が注目を集めたほか、湯畑周辺に温泉水で手を洗う「手洗乃湯(てあらいのゆ)」を整備したことが人気につながった。

 さらに、露天風呂付き客室がある新規宿泊施設の開業や、貸し切り風呂のリニューアルを進めるなど、温泉地全体でコロナ対策に尽力し、密を避けて温泉を楽しめる施設が増えたことなども支持された要因だったという。

 草津温泉観光協会は「大変喜ばしくて光栄な1位。今後もしっかり感染症対策を講じて、安全安心に過ごしてもらう努力をしていく」として、「お客さまに楽しんでもらえるように取り組んでいく。ぜひ草津へお越しください」と呼び掛けている。

 群馬県関係で50位以内に入ったのは、伊香保が19位(同24位)、万座が27位(同27位)、四万温泉が39位(同39位)だった。

 草津は「全国あこがれ温泉地」で2位、新設部門の「全国ひとり旅で行きたい温泉地」でも2位を獲得した。

 同ランキングは16回目。調査は8月23~31日に、旅行サイト「じゃらんnet」会員を対象に行い、1万3961人の有効回答を得た。全国327の温泉地が対象。