▼コンビニの棚などに大ヒットした「鬼滅きめつやいば」のコラボ商品が数多く並ぶ様子を見ると、アニメがもたらす経済効果の大きさを想像できる

 ▼日本動画協会が発表した「アニメ産業レポート2020」によれば、19年の業界は制作会社自体の売り上げが3千億円程度なのに対し、グッズや海外展開など関連ビジネスを含む広い意味の市場規模は2兆5千億円を超え、8倍以上に及ぶという

 ▼そのアニメ業界に県マスコット「ぐんまちゃん」が挑戦する。県は本年度から2年間で計2億3千万円を投じ、アニメを制作中。7分程度の作品を1回3話ずつという「サザエさん」形式のテレビ放映を目指す

 ▼漫画やアニメに詳しいと自負する山本一太知事は2月の県議会で「ぐんまちゃんはキラーコンテンツになる」と述べ、波及効果で本県に「新たな富」をもたらすことへの自信を見せた

 ▼同協会の担当者は「何が当たるかは分からないが、1本当たれば9本の失敗を帳消しにするハイリスク・ハイリターンの世界」と業界の厳しさを説明する。ただ、ぐんまちゃんについては「一定の認知度があり、狙いは悪くない」とも

 ▼すでに根強いファンを持つぐんまちゃんだが、アニメ界でも人気者になれるだろうか。作品の内容はまだ明かされていない。まずはどんな仕上がりになるのか楽しみに待ちたい。