桐生市黒保根町で発生した山林火災で、消火活動を行う陸上自衛隊のヘリコプター=2月25日

 IT大手のグーグルは8日、2021年の検索ランキングを発表した。都道府県名と一緒に検索された言葉で、前年同期比の検索数の伸び率が高かった「急上昇ワード」の群馬県1位は「山火事」だった。桐生などで発生した山林火災に注目が集まったとみられる。

 桐生市黒保根町上田沢の山林では2月25日、火災が発生。隣接する栃木県足利市で同21日に発生した山林火災延焼中での発生に、周辺住民などには不安が広がった。4月22日にはみどり市東町沢入でも山林火災が起きている。「山火事」は栃木県も1位だった。

 2位は「まさか」。グーグルは「言葉の背景や具体的に何を指すかは関知していない」とするが、昼はうどん店、夜は居酒屋の「まさか」(高崎市乗附町)の店主、高橋一也さん(47)は「うちのことだったらうれしいね」と驚く。5月に民放のバラエティー番組が「やりすぎ食堂」の一つとして放映。器からあふれんばかりの天ぷらが載った看板メニューのうどんなどが人情味あふれるサービスと共に紹介され、直後から来店客が急増したという。

 3位は「もつ煮」、4位は「桜井翔」で、それぞれテレビ番組で取り上げられたことを反映しているとみられる。5位の「停電」は埼玉、栃木、神奈川の各県でもランクイン。2月13日午後11時すぎ、福島県沖を震源に最大震度6強の地震が発生し、東京電力パワーグリッド群馬総支社によると、この地震で群馬県を含む関東広域が大規模な停電に見舞われた。同社担当者は「土曜の深夜で、外出していた人の印象も強かったのでは」とみている。

 ランキングは1月1日~11月22日を調査対象に、前年同期と比較。全国でのランキングは①東京2020オリンピック②大谷翔平③東京リベンジャーズ―の順だった。都道府県別ではコロナ関連の言葉は除外した。