▼「年に10以上の大会に出ていますが、ここは一、二を争う」「県人として自慢できる大会に育っている」。11月3日に行われた第27回ぐんまマラソンのランナーの評価がすこぶるいい

 ▼マラソンファン向けのネットサイト「ランネット」に寄せられる評価の平均点は90・3点(17日付本紙)で、今年関東で行われた981の大会中2位。口コミ数は310件で昨年の94件から急増した

 ▼高評価の理由は何か。圧倒的に目立つのがボランティアと沿道の応援への感謝の言葉だ。「応援が途切れず、地元に愛されている(大会)と思った」「特に高校生の熱い声援には本当に助けられました」「かかわっていただいたすべての方に感謝します」

 ▼高崎市の高前バイパスでは女の子が一人、これ以上出せないくらいの大きな声で「ガンバレー。最後まで走ってね」。誰に言われているわけでも、誰にほめられるわけでもなく、何度も何度も

 ▼アピール下手。発信力不足。本県のブランド力が低い理由としてよく指摘される。「群馬はなんにもないから」。他県から来る人に、挨拶(あいさつ)代わりに言ったりする

 ▼それはそれで群馬らしいのだろう。が、書き込みを見ているとこうも思う。ちょっと前の流行の言葉だが、群馬は「持っている」県なのだと。少なくともランナーは、群馬の宝を受け止めてくれたのだと。