三山春秋
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▼赤や紫、黄、白など色とりどりの花々が男子校を美しく彩っていた。創立120周年を迎えた高崎高(高崎市八千代町)の校庭にあるバラ園「指月庭」が再整備され、見頃となっている
▼園は1952年、群馬県の文化芸術振興に力を注いだ同校OBの故井上房一郎氏が造った。美しい環境を整えて芸術性に富んだ人材を輩出しようと考え、自身も手入れのために頻繁に駆け付けたという
▼近年は花の咲きが悪く、同窓会が資金を出して土壌改良し、47種140株を植えた。母校愛に燃えた同窓生有志のボランティア団体も発足し、シンボルの手入れに余念がない
▼モッコウバラを身の回りの品に付けるお印とする秋篠宮家の長女、眞子さまが年内にも婚約される。お相手の小室圭さんは交際中にバラを贈ったのか。婚約内定会見でどんな秘話が出るか今から楽しみだ
▼県内最大の花き市場「県中央園芸」(高崎市下大類町)の担当者によると、花き業界は近年、母の日のカーネーションと同様、父の日(今年は6月18日)に黄色いバラなどのプレゼントを推奨している
▼生活に潤いを与えるバラをはじめとした花々だが「購入者が年々減っている」と、ある生花店経営者の嘆きを最近聞いた。思いを伝える小道具としての効果を見直し、それぞれの大切な人に花を贈ってみるのもいいのではないか。