▼「暑い夜でしたね」「窓を開けて寝ましたよ」。週明けにそんな朝のあいさつを交わした人も多いのではないか。まだ、5月だというのに暑い日が続く

 ▼日曜日21日の県内は11地点で30度を超え、館林市は全国1位の35.3度。今年全国で初めて猛暑日を記録した。月曜日の朝にかけても気温は下がらず、熱帯夜にこそならなかったものの、寝苦しい日だった。そこで冒頭にある朝の会話である

 ▼子どもは暑さもお構いなし。各地の公園の水遊び場から歓声が聞こえる。笑顔いっぱいに走り回る姿に目を細めつつ、「着替えがないのに…」と、暑さによる汗に加え、冷や汗をかく保護者の姿も浮かぶ

 ▼ホームセンターやドラッグストアをのぞくと、冷感タオルや経口補水液など熱中症対策グッズのコーナーを設ける店があった。暑さへの意識がまだ低く、慣れていない時季だからこそ、気を付けたい

 ▼汗をふきつつ、JR新前橋駅に向かうと、「萩原朔太郎ゆかりの駅」の看板と詩碑を見つけた。〈烈烈たる日かな われこの停車場に来りて口の渇きにたへず いづこに氷をまむとして売る店を見ず〉とあった

 ▼「新前橋駅」の詩全体が表現するものは別にあるだろう。とはいえ、炎天下で見たこともあり、渇きに氷を欲する姿に共感を覚え、郷土の詩人を身近に感じた。暑さとうまく付き合っていこう。