▼スピード感あふれるドリブルやフェイント、パス、シュート―。バスケットボールには、日頃の練習で選手が磨き上げてきた技術を間近で見られる楽しさが凝縮されている

 ▼「キュッ、キュッ」。シューズと体育館のフロアがこすれる音に激しい運動量が推し量れ、四つのクオーターを戦い抜く選手たちの息遣いも聞こえてくる

 ▼バスケットボール男子のBリーグ2部(B2)の群馬クレインサンダーズが来季の1部(B1)ライセンスを取得した。ホームアリーナのヤマト市民体育館前橋(前橋市上佐鳥町)の客席5000人確保に見通しが立ったことが決め手となった

 ▼サンダーズは1部昇格のチャンスが与えられる東地区優勝へのマジックを1としている。チームを引っ張る小淵雅主将は「1部に上がれる、地元を盛り上げる今のチャンスをものにしたい。群馬のバスケが今後どうなるかの節目という使命感はある」と覚悟を示している

 ▼試合会場への動員数増をはじめ、クリアすべき課題は決して少なくない。これに対し、バスケットボール教室を開催するなど競技の裾野拡大へ努力をしながら、プロ球団としての役割を果たしている

 ▼今週末、地区優勝を懸けた大一番が控える。見るものに感動を与えるスポーツの力。本県を元気づけるためにも全力で走り勝ち、朗報をもたらしてほしい。