▼誰もが結婚後も末永い幸せを願う。アニヴェルセル総研が女性に「愛妻家になりそうな男性」を尋ねたところ、上位は(1)責任感のある人(2)実家の家族との関係が良好な人(3)子ども好きな人-だった

 ▼群馬の男性がこれに当てはまるかはともかく、女性はかかあ天下といわれる。けれどもそれは養蚕、製糸、織物業に励んで家計を助けてきたしっかり者に対する男性の深い信頼と愛情の表れだろう

 ▼きょう1月31日はI(あい)と31(さい)の語呂合わせから、日本愛妻家協会が提唱する愛妻の日。協会の総本部は、日本武尊やまとたけるのみことが妻をしのんで「吾妻はや(わが妻よ)」と叫んだ故事で知られる嬬恋村役場にある

 ▼愛妻家の聖地をPRするイベント「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ(キャベチュー)」を開いてきた同村はきょうから2日間、夫婦10組を招いて「妻との時間をつくる旅」のモニターツアーを行う

 ▼一方、協会はきょう「男の帰宅大作戦」を展開する。早く帰って妻に「ありがとう」と言ってみようという運動で、その際は妻を名前で呼ぶ、2メートル以内で目を見て話す、などをポイントに掲げる

 ▼夫婦円満の第一歩は、会話を絶やさないことだといわれる。吹きすさぶ空っ風はまだまだ冷たくても、日ごろの出来事の報告を通して夫婦が感謝の気持ちを伝え合えば、家庭はポカポカになるはずだ。