新型コロナウイルスワクチンの3回目接種で、群馬県は23日、2月に予定していた県営の大規模接種会場の開設を1月半ばに前倒しすると発表した。1日当たりの新規陽性者数は2桁が続いており、新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大の懸念を踏まえ、県全体の追加接種を加速させる。

 太田市の東毛ワクチン接種センター(旧太田韮川西小)は15日に、高崎市の県央ワクチン接種センター(Gメッセ群馬)は16日に運営を開始。東毛センターは東毛9市町、県央センターは県全域から受け入れる。

 原則、米モデルナ製のワクチンを使用する。交互接種も可能なため、2回目まで米ファイザー製を接種した人も受けられる。

 前回と同様に県公式LINE(ライン)からの予約を原則とし、8日に受け付けを始める予定。各日の予約枠に空きが生じれば、会場での当日受け付けにも対応する。いずれの場合も市町村から届く接種券が必要になる。

 県は政府方針を踏まえ、原則8カ月とされる2回目からの接種間隔を、医療従事者と高齢者施設の利用者・職員は6カ月、他の高齢者は7カ月に短縮する。

 1月は医療従事者や高齢者施設関係者ら約15万人が対象となる。2月には対象の中心が高齢者に移り、約43万人と想定。3月ごろから64歳以下も接種できるようになり、本格化が見込まれる4、5月には両センターを合わせ、1日最大8000人に対応できる体制を整える。

太田でクラスター

 新型コロナウイルス感染症で、県と高崎市は23日、新たに10~70代の男女15人の陽性が判明したと発表した。前橋市から発表はなかった。県内での感染確認は、再陽性も含め累計1万7244人(うち176人死亡)となった。

 新たな変異株「オミクロン株」に関し、県は感染者と同じ航空機で入国した20人を新たに濃厚接触者として確認したと公表。県が確認したオミクロン株の濃厚接触者は計61人となった。

 太田市内の高校で生徒5人の陽性が判明し、県はクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。同校は休校措置を取った。

 同じ事業者の桐生、太田両市の工場で確認されているクラスターの陽性者は新たに従業員1人を加え、計54人。前橋市の製造工場では新たに4人の陽性が判明し、計15人となった。