県内商業施設が初売り商戦の準備を進めている。1年前は新型コロナウイルスの感染拡大で見送った福袋の当日の店頭販売を再開する動きがあり、新築住宅や車といった高額品を目玉に景気づけを図る店も。新型コロナの変異株「オミクロン株」への警戒感もあり、混雑回避のためにフロアを分けたり、福袋の年内予約を呼び掛けたりするなど、各店舗がウィズコロナ時代の初売りを模索している。

 高崎高島屋(高崎市)は2日午前9時に新年の営業を始める。2年ぶりに福袋の当日の店頭販売を復活させ、化粧品や食料品、雑貨など1万点を用意。年の瀬にスタッフが袋詰めの作業を急いでいる。

 2022年に開店45周年を迎えることにちなみ、福袋の目玉企画として三井ホームの新築住宅(4500万円)や自動車のミニクーパー(450万円)を売り出す。

 広報担当者は「コロナ下で在宅勤務が広がり、自動車での移動のニーズも高まった。時代に合わせた提案をしていきたい」と説明した。店内の混雑回避のため、特に人気の食料品は販売フロアを二つに分け、レジを増やすという。

 スズラン前橋店(前橋市)も2日午前9時に開店する。福袋の「夢企画」として、2022年にちなんだ2022万円(税別)の住友林業の新築住宅や、商品券付きの住宅リフォームのほか、JTB旅行券とトヨタ車(250万円から)のセットなどを用意している。

 スマーク伊勢崎(伊勢崎市)は年末年始も休まず営業し、新年営業は元日午前10時から始める。新型コロナ対策で店内の混雑を避けるため、各テナントが用意する福袋は年内の事前予約が必要だったり、先行して購入できたりする商品が目立つ。担当者は「予約などを活用し、分散来館への協力をお願いしたい」と呼び掛けている。