男子1000メートル 力強い滑りを見せ2位に入った新浜(高崎健大職)=長野・エムウェーブ
好記録で滑り終え観衆に応える新浜

 スピードスケートの北京冬季五輪代表選考会第2日は30日、長野市エムウェーブで男女1000メートルが行われ、男子の新浜立也(高崎健大職)は1分8秒58で2位となり、既に代表入りを確実にしている500メートルに続く2種目目の出場へ前進した。男子は小島良太(エムウェーブ)が1分8秒35の国内最高で制し、女子は小平奈緒(相沢病院)が1分14秒82で1位となって代表入りを確実にした。小平は五輪2連覇を目指す500メートルでも出場権を得ている。今季ワールドカップ(W杯)4大会の好成績で先に確定していた高木美帆(日体大職)は棄権。佐藤綾乃(ANA、高崎健大出身)は1分15秒93で3位だった。

 代表は31日の全競技終了後に発表される。

「最大限出し切った」

 年内最後のレースをしっかりまとめ、勝負の年を迎える。五輪代表枠3の男子1000メートルで2位に入った新浜は「今できる最大限のことを出し切った」とすがすがしい表情を見せた。既に代表確実の500メートルに続いて2種目目の五輪切符を大きく引き寄せた。

 10月の全日本距離別選手権は1分9秒89の7位に沈んだ。11月からのワールドカップ(W杯)遠征中はナショナルチームの方針で短距離全員が500メートル中心の練習となり、1000メートルに不安を残したままだった。それでも、この日は終盤の失速を最小限に抑え、1分8秒58をマーク。「自分は1000メートルの練習をしないとダイナミックに滑れない。これから(1000メートルの練習を)入れていけば、もっと勝負できる」と復調のプランを描いた。

 代表選考会の出番を終え「ここにくるまで苦しかった」と打ち明けた。出場を逃した前回平昌(ピョンチャン)五輪後、世界トップから遠ざかっていた男子短距離を盛り上げようと、国際大会で躍進した。重圧を感じながらも先頭に立ち続けると、後を追うように森重航(専大)らが頭角を現した。「今は切磋琢磨(せっさたくま)できている。500メートルは日本の誰が(五輪で)優勝してもおかしくないレベル」と胸を張る。

 本番までおよそ1カ月。「今よりも日本のエースとして戦える新浜立也になる」。1998年長野五輪の清水宏保以来、日本勢24年ぶりとなる金メダルは誰にも譲らないつもりだ。