▼宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって打ち上げられた探査機「はやぶさ2」が向かっている小惑星「1999JU3」の名称が、「Ryugu(りゅうぐう)」に決まった。選定理由がしゃれている

 ▼小惑星から岩石などの試料を回収する計画が、竜宮から玉手箱を持ち帰る浦島太郎の物語に重なるという。小惑星について、神話由来の名前が望ましいとする国際ルールがあることも初めて知った

 ▼JAXAによると、名称の審査には通常3カ月ほどかかるが、決定権を持つ国際天文学連合は今回、提案を受けてから異例の速さで審査し、Ryuguに決めた

 ▼はやぶさ2には、試練を乗り越えて小惑星の微粒子を地球に持ち帰った「はやぶさ」に続いて、IHIエアロスペース富岡事業所(富岡市藤木)が参加している。群馬発の技術が再び計画を成功に導いてほしいものだ

 ▼国民一人一人に名前とは別に12桁の番号を割り当てるマイナンバー制度がいよいよ始動した。税や社会保障などの行政事務の効率化が期待される一方で、国民への監視強化や個人情報流出への懸念も根強い

 ▼6日には制度に便乗した詐欺被害の発生を消費者庁が発表した。今月下旬以降、番号の通知カードが各家庭に届くと、一気に関心が高まるだろう。国民の不安を解消するため、国は努力を続ける必要がある。