▼休みを利用して出かけた旅先の宿で、普段口にしたことのない枝豆料理に出合った。朝食のバイキングの一品として並んでいたもので、豆と季節の野菜を刻んだものがあえてあり、食が進んだ

 ▼枝豆料理というより、枝豆もその一部の夏野菜料理といった方が正確かもしれない。だが、ビールのつまみがもっぱらの身には珍しく、こうした食べ方が定着している家庭からは笑われそうだが、食べ方をさらに知りたくなった

 ▼大豆の未成熟な豆をさす枝豆。日本人がこの豆に着目したのは奈良時代あるいは平安時代と推定されているが、江戸時代中期には庶民の食べ物として浸透したらしい

 ▼この枝豆の人気が米国で高まっている。ニューヨーク発の外電が伝えていた。米グーグルによると、2014年に日本国外で最も多く検索された和食関連の言葉は「すし」。2位は「枝豆」だった

 ▼レストランでサラダの中に入っていたり、ペーストの瓶詰が売られたり、「EDAMAME」コーナーを常設するスーパーも。健康志向を追い風に市場は毎年1割前後のペースで拡大しているという

 ▼生産会社の中には既に香港や台湾に輸出、日本への進出機会をうかがっているところもあるとか。本県は全国有数の枝豆生産県だが、米国での人気の高まりを手放しでは喜べない時代がやって来るのだろうか。