▼太陽系の起源や進化、生命の原材料物質の解明を目指して、日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が打ち上げられてから7カ月

 ▼世界で初めて小惑星からの試料回収を成功させた「はやぶさ」の後継機は目下、地球から約3億キロ離れた小惑星に旅立つため、12月に予定される「地球スイングバイ」に向けて準備を重ねているようだ

 ▼地球の重力を使って軌道を変え、速度を上げるもので、これに成功すると、目指す小惑星「1999JU3」に2018年に着き、20年に帰還する予定

 ▼その成果に期待したいところだが、惑星探査では米航空宇宙局(NASA)の無人探査機による来週14日の冥王星接近観測にも期待が高まる。地球から数十億キロも離れているため、大気の影響を受けないハッブル宇宙望遠鏡でもぼんやりとしか捉えることができなかったためだ

 ▼その無人探査機ニューホライズンズは時速約5万キロの猛スピードで地表から約1万2500キロ上空を通り過ぎ、わずかな時間で地表や大気などを集中観測する

 ▼NASAは8日、約800万キロの距離から撮影した画像を公開したが、地表に横幅が約2千キロに及ぶ巨大な白っぽいハート形の地形があるのが見え、期待が膨らむ。打ち上げから9年半。約48億キロの長旅を続けてきた無人探査機が送ってくる至近の画像、データに目を凝らしたい。