▼本県出身で県外に住む20~30代の女性の4割近くが「群馬に戻りたくない」と考えている。主な理由は「公共交通の便が悪い」「街に活気がない」などで、Uターンしたいと回答したのは2割にとどまる上、過半数は「実現しない」と答えた

 ▼県が1週間ほど前に公表した「若年女性アンケート」の結果だ。これを見る限り、若い女性の減少で将来消滅の可能性がある「消滅可能性都市」が現実味を帯びてきていることを実感する

 ▼アンケートは本県版「総合戦略」(2015~19年度)策定の基礎資料とするため実施したものだが、この総合戦略を実施に移す、県政の舵(かじ)取り役を決める知事選があす告示される(投開票は来月5日)

 ▼これに先立ち、選挙権年齢を現行の「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる公選法改正案がきょうの参院本会議で成立する見込みという。来夏の参院選から適用される見通しだ

 ▼そこで、適用対象の若者に提案。実際の選挙権行使は1年先になるとしても、あす告示の知事選を政治参加意識を高める機会ととらえてみてはどうか

 ▼「つる舞う形」の県土をゆがめかねない若年女性の流出、少子高齢化に県政はどう取り組んでいるのか。突風や火山噴火など災害への対策は。県政への関心を高めることは投票行動から遠ざかっている有権者をも鼓舞しよう。